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メキシコはSTEBS対象国?乗り継ぎがあるときに気を付けるべき免税品購入術

メキシコ旅行

メキシコはSTEBs対象国?乗り継ぎがあるときに気を付けるべき免税品購入術

メキシコの有名な観光地といえば首都であるメキシコシティはもちろん、そこから飛行機を乗り継いでカンクン、グアナフォト、オアハカなど、それぞれ魅力的な観光地を行き先に選ぶ方も多いですよね!

 

日本から出国する際も空港免税でのお買い物ができるため、この機会を利用して欲しかったものをお得に購入される方も多いのではないでしょうか。

 

ですがメキシコで乗り継ぎのある方はお買い物の際注意しなくてはならないことがあります。

それが液体物の購入です。

 

免税店で購入できる商品の中には液体物も多くあり、空の旅では安全性の観点から乗り継ぎ国によってその取扱いに違いがあるため、お買い物の際には特に詳しく知っておく必要があります。

 

ここでは特にメキシコに行く際、またそこから乗り継ぎをしてメキシコ国内を移動する際の空港免税品購入についてご紹介します!

STEBsとは

皆さんSTEBsという言葉を聞いたことがありますか?
STEBsとは「Security Tamper-Evident Bads」の略で簡単に言うと
「この袋の中の物は空港免税店で買ったもので正真正銘安全な液体物ですよ」という安全性を証明するためのもので赤い縁取りのあるビニール製の袋です。このSTEBsが活躍するのは乗り継ぎのフライトがある時だけで、空港免税店でお買い物をすると店員さんがこの袋に入れて商品を渡してくれます。

 

皆さんも出国審査前に必ず手荷物のセキュリティーチェックを受けると思いますが、その際に「ペットボトルの飲みかけの水を持って入れなかった」とか「自宅で使っていた歯磨き粉をそのまま手荷物に入れて持ってきたが没収されてしまった」などの経験があるのではないでしょうか。

 

しかし、出国審査前に液体物に制限があるのにどうして出国審査後のお店で液体物を売っているのだろうと疑問に思ったことはありませんか?それは出国審査後のエリアにはしっかりとチェックを受けて安全だと確認がされているものだけが搬入されているからです。

 

空港は空の安全を確保するために様々な取り組みを行っていますが、液体物の制限もその中の大事な取り組みの一つとなります。

 

特に空港内の免税店で販売されている液体物は、購入後その商品が誰からも干渉を受けていないということを証明するためにSTEBsを使用しています。空港内の免税店で購入したものは手荷物として機内に持ち込みますが、STEBsを使用する目的は、乗り継ぎを行うために降り立った都市(国)で手荷物として持ち込んだ免税品が安全かどうか示すためのものです。

 

もともと100mlを超える液体物は機内に持ち込めないルール。それを別の空港から乗り継ぎのためにやってきた人が持っていたらおや?と思いますよね。簡単に言うと、空港免税店で買ったものとわかれば安全なものと見なし特別に対応してもらえるというようなイメージです。

 

STEBsは一度開封すると外からの干渉があったと見なされて安全性の保障が出来なくなってしまいます。開封したことがはっきりとわかるようになっているため、最終目的地に到着するまでは絶対に開封してはいけません

 

さてこのSTEBsの利点ですが、100mlを超える液体物を購入する際でもこのSTEBsに入れることで乗り継ぎのある時でも購入できるようになります。

 

STEBsを使えるかどうかは乗り継ぎをするときに降り立つ国がSTEBs対象国か対象外国か判断されます。

 

ただし、STEBs対象国だからと言ってSTEBsに入れれば完全に没収の可能性がないかというとそうではありません。行先国の国際情勢やその他の理由により没収される可能性もありますので念頭に置いておきましょう。

 

なお、100ml以下の液体物に関しては普通のジップロックのような袋に入れます。免税店によっては配布してくれるところもありますが自分で用意していけば間違いないと思います。

 

ちなみにちょうど100mlのものはどうなるのかとよく聞かれまずがちょうど100mlはセーフです。ジップロックなどの袋で大丈夫ということになります。

 

メキシコはSTEBs対象外国

本題ですが、メキシコはSTEBs対象外国です。

そのため、冒頭で話したようなメキシコシティから乗り継いでカンクンへというような場合、100mlを超える液体物の購入はかなりの注意が必要です。

 

乗り継ぎ時に預けていたスーツケースを一度受け取ってから再チェックインの必要がある場合は、乗り継ぎの時点で商品をスーツケースに入れて預けてしまうという手も無くはないのですが、確実に受け取れるとわかっている場合を除いてはやはり控えるほうがおすすめです。

 

わたしは今までアエロメヒコ航空とANA航空を利用したことがありますが、どちらも手荷物を一度受け取りました。

 

ただ以前アエロメヒコ航空の方に聞いたところ、同じ航空会社の同じ便でもタイミングによってスーツケースを受け取れる場合とそうでない場合があるそうなので、気になる方はチェックイン時に航空会社の方に尋ねてみるとよいかと思います。

 

ちなみに、わたしが実際に乗り継ぎを行った際は手荷物検査が計3回ほどあったこともあり、かなり厳重にチェックしている印象があります。(2019年9月)主にメキシコシティからの国内線乗り換えですが基本的には2回くらいは手荷物チェックの機会があるので留意しておくとよいと思います。

 

免税店で購入したらレシートは保管しておく

免税店で購入した際のレシートは必ずとっておきましょう。これは普段のお買い物のレシートとは違い免税店でお買い物をしたことの証明書というような役割があります。

 

行先国へ入国する際に提示を求められる場合もあるので、万が一に備えてしっかり証拠を残しておくことが重要です。

 

まとめ

いかがでしたか?

100mlを超える液体物にあたるものをメキシコへ持っていきたい場合は国内のお店で買って、スーツケースに入れてチェックイン時に預けてしまうのがやはり一般的のようです。

検査が厳しい、とは言っても実際に化粧品類など100ml以下のものなら普通にジップロックに入れて持ち込んで入国できましたのでそれほど恐れることでもないのかなと思います。

せっかくのメキシコ旅行。気を付けるところは気を付けて、免税店でのお買い物も十分楽しみたいですね。