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本場の味!メキシコで絶対に食べるべき料理8選

メキシコ料理

本場の味!メキシコで絶対に食べるべき料理8選

 

皆さんはメキシコ料理と聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか?

 

夏になるとコンビニやレストランなどではタコライスが売られ始めるのでなんとなく、メキシコ料理といったらタコライス!と思う方もいるかもしれません。ですがこれは日本人が考えたまったく別の「メキシコ風アレンジ料理」。実は本場メキシコではまったく見かけない料理なのです。

 

本場のメキシコ料理を出しているお店はまだまだ日本での数少なく、実際はあまりよく知られていません。ですが実はメキシコ料理は日本の和食よりも前にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界でも有名な料理のひとつとなっています。

 

では本場メキシコ料理とはどんなものなのでしょうか。ここでは本場メキシコへ旅行した際にで絶対に食べるべき8つ料理をご紹介します!

メキシコで食べるべき料理8選

タコス(Tacos)

メキシコと言ったらタコス!乾燥させたトウモロコシを挽いて粉にしたものを小さめのクレープ状に加工して、上に様々な具を乗せていただきます。タコスの具を包むこの生地の名前を「トルティージャ(Tortilla)」と言います。

 

伝統的なケサディージャはトウモロコシの粉から作られていますが、現在は小麦粉で作られたものも多くあります。わたしはやっぱり伝統的なトウモロコシの方が香ばしい香りがして好みですが、小麦粉の物は食感がなめらかだったりすので好きな方を選ぶとよいと思います。

 

タコスは特に有名なメキシコ料理のひとつで様々な形にアレンジされたものがありますが、本場のものにはある決まった特徴があります。それは「ハード生地ではないこと」。固くてパリパリした生地ではなく、柔らかくて優しい噛み応えの「ソフト生地」になります。

 

ちなみに、ハード生地のものは名前の違う料理になります。この記事の後半に出てきますのでそちらをご覧くださいね。

 

タコスのチェーン店などに行くとパリパリした生地のタコスが多くられますが、あくまでそれはアレンジされたものですので、メキシコではソフト生地が主流だと覚えておくと良いでしょう。

 

タコスの具も日本では挽肉、チーズ、トマト、レタスなどを思い浮かべると思いますが、実はメキシコでこの組み合わせに出会ったことがありません。というのも、メキシコではそれぞれのお店が独自のおいしさを追求しているため、具の種類が無限にあるからです!

 

それゆえ初めてお店でタコスを注文するときに何を注文しようか迷ってしまうと思います。そんなとき個人的にとてもオススメなのが「牛肉のステーキ」のタコス、「タコ」のタコスです。

 

タコのタコスと聞くとなんだかとっても可愛らしいですよね。メニューにはきっと「タコ・デ・プルポ(Taco de Purpo)」という名前で載っていると思います。

 

海外でタコを食べるところは少ないと言われていますが、メキシコでは海沿いでよく見かける食材のひとつです。タコのタコスはお店によってフリッターのように揚げ物になっていたり、ソテーになっていたりと調理方法がかなり違いますが、わたしの経験ではどれも食感や味付けが良く美味しいものばかりでした。

 

牛肉ステーキの乗ったタコスは「タコ・デ・カルネ(Taco de carne)」という名前でメニューにあるかと思います。メキシコの牛肉は赤みが多く肉のうまみをしっかりと感じられる美味しさがあります。味付けもスパイスを上手く使って塩加減も甘さもちょうどよく感じれながら深みのある味になっているので日本人の口にもよく合う味付けといえるでしょう。

 

ブリトー(Burritos)

先ほどのタコスよりも一回り大きめのトルティージャに、さまざなな具を包んで巻いたものです。コンビニやスターバックスなどでも「ラップ」などどいう名前でよく売られていますね。

 

基本的にブリトーにもタコスで使われる具が入っていたりもしますが、具の種類も何種類も入れられることと、基本的に豆を煮たものやご飯を入れているのがタコスにはない特徴です。

 

メキシコ・シティ空港のレストランでは中身の具を何種類も選ぶことができ、どんどん入れてしまって最終的に見たことないほど大きなブリトーになってしまいました(笑)

 

タコスにも入っている具はタコスでオーダーして、ブリトーはブリトーならではの組み合わせを試してみることで様々な味が楽しめると思います。

 

ケサディージャ(Quesadillas)

皆さんはピザを食べているときに「この丸いピザ生地二枚重ね合わせて、あいだに具をたくさん挟んで手を汚さずにたっぷり食べたいなぁ」と思ったことはありませんか?わたしはいつもそう考えていました。

 

そんな夢をかなえてくれるのがケサディージャです。ピザとは一味違ったメキシコならではの味ですが、肉やピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム、そしてチーズなど、ピザとよく似た具材が多く使われています。

 

上下二枚のトルティージャが柔らかいですがしっかりと中身の具を抑えていてくれるのでとても食べやすくブリトーと比べると薄くて食べやすいので何枚でも食べれてしまいます。

 

わたしも実際に2食分一度に食べてしまったほど美味しいので、誰かと一緒に食事をしている場合は違う味を注文してシェアして食べるといろんな味が楽しめます。

 

ゴルディータ(Gorditas)

ゴルディータとはスペイン語で「ちょっとぽっちゃりな女の子」という女性名詞です。名前からもわかるように、とても美味しいので食べすぎ注意なことがよくわかりますよね(笑)

 

ゴルディータの生地もトルティージャと同じく、トウモロコシの粉か小麦粉で作られていますがその厚さが違います。ゴルディータは厚さ5mmくらいの丸い生地に横から包丁をスライドさせて隙間を作り、そこにチーズや肉などの具を入れて食べます。ちょうどケバブやピタパンの小さいものというイメージです。

 

メキシコでは朝食の定番として食べられていますので、朝ごはんを食べに行きたい場合はホテルのスタッフさんなどに近くにオススメのゴルディータのお店がないか聞いてみるといいでしょう。

 

トスタダ(Tostadas)

先ほどタコスの説明文の中で、「生地が固くてパリパリしているものは名前の違う料理になります。」とお伝えしましたが、こちらのトスタダがその料理です。

 

トスタダはタコスと似ていますがパリパリ感が楽しめ、また一味違った体験ができると思います。

ちなみに、日本のタコスチェーン店に行くとパリパリタコスが半分に折られて提供されることが多いと思いますが、トスタダはオープンスタイルになりますので、開いた状態でそのまま食べてみてください。

 

エンチラーダ(Enchiladas)

今まではすべて手でつかんで食べる料理をご紹介してきましたがエンチラーダはフォークとナイフでいただくメキシコ料理です。

 

プリトーで使われているサイズのトルティージャの中に挽肉、みじん切りにした玉ねぎ、チーズなどをいれてくるくると巻いてあります。上からソースとチーズをかぶせ、オーブンで焼いたものがエンチラーダとなります。

 

同じトルティージャでもまったく違う味になるのでぜひ一度試していただきたい料理です。

 

チラキレス(Chilaquiles)

こちらもエンチラーダと同じくナイフとフォークでいただくメキシコ料理です。

エンチラーダはトルティージャをポテトチップスサイズに切り分けて油で揚げたものを、ソースで煮込んだ料理です。エンチラーダのソースは種類が豊富でトマトベースなどが王道ですが、わたしは少し辛めの緑のトマトをベースにしたソースを選びました。

 

さらにチラキレス用に使うトルティージャにも種類が様々あるようで、わたしはなんとサボテンを練りこんだものをいただきました。

 

サボテンそのものも食べたことがありますが、肉厚でみずみずしいのにめかぶのような粘りがあってとても美味しかったです。水溶性食物繊維が豊富でメキシコ人の間でもサボテンは健康によい食材だという共通認識なのだそうです。

 

ソースで煮たトルティージャチップスに追加で目玉焼きも載せてもらってスパイシーさもマイルドさも両方楽しみながら美味しくいただきました。

 

 

ロンチェ(Lonches)

さて、絶対に食べるべき料理9品目は、ご紹介する中で唯一トルティージャを使っていない食べ物になります。それがロンチェです。

 

ロンチェはメキシコのサンドイッチのことなのですが、実際に食べてみると一般的なサンドイッチとはかなり違うことがわかります。

 

ボリュームだけではなく、パンも特徴的なものを使用していてかつ具の種類がかなりいろいろなものが入っていることがわかります。オススメは

 

番外編

これまではメキシコの特徴的な食事をご紹介してきましたが、レストランで食事をするときに必ず付いてくるあるものをご紹介します。メキシコ料理には欠かせないものでわたしも大好きなものです。しかも、これらは基本的にすべて無料で付いてきます!

居酒屋のお通しのようですが無料なので安心してたくさん食べてくださいね。

トトポス(Totopos)

ナチョスという名前の方が有名かもしれませんが、トルティージャを三角形に切って油であげたチップスです。チラキレスを作るときにソースで似たものと基本的には同じですが、レストランで食事をオーダーすると、先にこのトトポスを持ってきてくれます。

料理が出来るまでこれを食べて待っていてくださいねというお店のサービスです。

気遣いがとっても嬉しいですね。

サルサ(Salsa)

サルサはいわゆる「ソース」のことで、タコスやブリトー、ケサディージャを食べるときなどほとんどすべての食事に登場します。お店によりますがトトポスとライムと一緒に、だいたい3~6種類くらいのサルサがついてきます。こちらもマイルドなものからとても辛いものまであるので、どれが辛いのか食べる前にお店の方に聞いておくといいでしょう。

 

まとめ

メキシコには伝統的な食文化が根強く残っており、そしてどんどん進化していっています。

トルティージャを使っている料理がとても多いと思いますが、上記にあげたもの以外にもパンやご飯を使った料理などもありとてもバラエティーに富んでいます。

メキシコに訪れた際はいろいろな料理を試してみて、ぜひお気に入りの1品を見つけてみてくださいね!